法人だより『れもん通信』16号を発行しました
誰もが生きがいを持って暮らせるコミュニティを目指して。
来春、奈良県に「レイモンドヒルズ保育園」が開園します。
この数年、「地域共生社会」が重要だと言われていますが、なぜなのでしょうか?
来る超少子高齢化社会。様々な生活課題。介護予防や健康寿命の延伸などなど、昔は、困ったことがあっても地域の相互扶助や家族同士の助け合いで支えられてきた部分がたくさんありました。しかし今やさまざまな年代での多様な孤立化が進み、行政による支援だけでは行き届かない現状があるように思います。そうした課題解決のために、いま、地域のつながりの再構築が求められています。
だからこそ檸檬会は、保育事業を始めとした福祉事業のノウハウを活かし、誰もが生きがいを持って暮らせるコミュニティをつくるべく、奈良県三郷町で新しいコンセプトの保育園を開園します。
この保育園では、子どもと障がい者、地域の方々との触れ合いがたくさんあります。子どもたちは多様な人々とのふれあいの中で、人権や多様性、平等といった視点を養うとともに、地域に愛着と責任を持ち、この地域で生きることを自分の事として育っていくことでしょう。
これは今まさに求められている、SDGsを実現するための教育としてのESD(持続可能な開発のための教育)といえるのです。今後、この奈良県の保育園で培われた経験を檸檬会全体に広げ、地域ごとのコミュニティを育て、協同し助け合いながら暮らすことのできる社会を実現していきたいと考えております。
副理事長・博士(教育学) 青木 一永
SDGs×子育て 無料セミナー vol.2 開催
身近な出来事から5歳児が考える「災害と防災」
11/20(土)13:30〜
ZOOMウェビナー
子育てとSDGsは関係ないようでいて、実はとても関連性のあるテーマ。前回のSDGsセミナーがとても好評でしたので、継続的に開催することに致しました。今回は、昨年度のレイモンドこども園(和歌山県)の5歳児のとりくみを例に学んでいきたいと思います。詳細は、檸檬会ホームページやSNSにて10月中旬ごろにご案内いたします。