【イベントレポート】「子どもの権利条約フォーラム2024in東京」にて発表しました
2024年11月10日に立教大学で開催された「子どもの権利条約フォーラム2024in東京」の分科会、NPO法人青い空主催「声にならない声をきく」に、レイモンド南蒲田保育園(東京都大田区)の園長が登壇いたしました。
園長の神宮司が発表したのは、2022年5月から園で行っている「CAPワークショップ」というプログラムについてです。これは、子どもたちがいじめや暴力、性暴力などから自分を守る方法を学ぶというもので、子どもたちや保育者だけでなく、保護者や地域の方々も参加されています。
※CAPとは・・・Child Assault Prevention 子どもへの暴力防止
ある回のワークショップでは、大人が子ども役を演じ、いじめなどの嫌な出来事を再現することで、子どもの目線から見えることや困りどころに気づくきっかけになりました。
また、今まで「嫌だ」と言えなかった子が、自分の気持ちを伝えることが出来るようになったという効果も見られたそうです。
神宮司は、このワークショップは「子どもへの暴力防止」はもちろん、「ESD(持続可能な開発のための教育)」にもつながると伝えました。
「子どもたちにとって初めてのコミュニティである『家庭』でそのままの自分を愛してもらい、その次に『保育園』で自分の権利を守られながら過ごし、さらに園と家庭、地域のつながりで、子どもたちは自分たちが “ コミュニティの一員 ” と感じられるようになります。このような環境で非認知能力を育んだ子どもは、その後、学校、社会、世界に羽ばたいた時も自分が世界の一員と感じられ、モノゴトを自分事として捉え、その子らしく生き生きと過ごしてくれるのではないでしょうか。」
と語り、発表を締めくくりました。
子どもの権利を守るために、レイモンド南蒲田保育園では今後も継続してCAP(子どもへの暴力防止)活動を続けていく予定です。
▼NPO法人青い空
http://www.npo-aoisora.net/
▼レイモンド南蒲田保育園(東京都大田区)
https://www.lemonkai.or.jp/school/nursary/leimond-minamikamata-hoikuen/