東京家政大学の授業に協力しました – 第1回 ようこそ先輩オンライン(養成校応援企画)-
コロナ禍で苦境に立たされている保育士養成校の授業に、檸檬会で活躍する先輩がオンラインで参加し学びを応援する「ようこそ先輩オンライン」がスタートしました。
9月16日に第1回目となる、東京家政大学×レイモンド下高井戸保育園の授業が開催されました。
今回の授業に参加した先輩は、レイモンド下高井戸保育園の保育士 岩永彩さん(入職3年目/4・5歳児クラス担任)
母校である東京家政大学 子ども学部子ども支援学科のゼミ(細井香 准教授/3年生10名)に参加しました。
保育実習を終え、就職活動を意識し始めた学生のみなさんとの授業の様子をお伝えします。
まず最初に、大学時代のエピソードも含めた岩永さんの自己紹介からスタート。
そのあと下高井戸保育園で大切にしている保育方針の説明や、保育実践での「光あそび」を例にして授業を進めていきます。
「みなさんなら、この後どう子どもにかかわりますか?」といった、学生参加型のワークも取り入れて授業を盛り上げていきます。最初は緊張気味だった学生たちも、だんだんと発言が増えていきます。
実際に作成した「ドキュメンテーション」や「保育ウェブ」などを見せながら、保育現場での気づきや改善策などを具体的に伝えていきます。
「保育ウェブを初めて知りました!」といった学生からの感想も聞け、またリアルな保育実践を知ることで、いままでの授業で学んだ内容とつながった瞬間、学生の目の色が変わったのは印象的でした。
さらには子どもたちへのインタビューや、保護者さんから学生へのメッセージも用意されており、充実の授業内容でした。
授業の後に、一人ずつ感想&質疑応答タイムを設けました。
職場の雰囲気、就職活動についての具体的な質問など、先輩だからこそ答えられる内容にひとつずつ丁寧に答える岩永さん。
また、下高井戸保育園の保育士たちからは「学生のうちにやっておいた方が良いこと」のアドバイスも。
今回の授業を通して、学生たちは檸檬会ならではの保育や取り組みを知り、自身が目指す保育について考えるきっかけになったのではないでしょうか。最後には「下高井戸保育園でボランティアできますか?」という嬉しい感想もいただくことが出来ました。
日々の業務の合間をぬって、授業の準備をしてきた岩永さん。
直前の1週間は子どもたちが帰った後に資料を作成し、授業の準備をしてきました。手元の資料には書き込みがびっしり。
3年前は自身も同じ学生という立場だったからこそ、学生が知りたいことにも予想がつき、伝えたいことも多く出てきたようです。
授業後に岩永さんは「伝えたかったことを、学生の皆さんが理解してくれて良かったです。日々の保育からの学びがあったからこそ、今回の授業に活かすことができました。」と感想を話してくれました。
今回の授業に協力した保育園
▶︎ レイモンド下高井戸保育園
養成校の授業を応援します!
「ようこそ先輩オンライン」
私たち檸檬会(レイモンド保育園)で働く約1000人の現役保育者が、養成校の授業にオンラインで参加し、学生の学びに貢献します。これは、檸檬会がコロナ禍で挑戦した、オンラインでのさまざまな取組みをヒントにした企画です。
今までは時間や地理的な問題で、卒業生や実習担当者を呼べなかった先生方も多いのではないでしょうか?
オンラインなら、そういった問題を気にせず、また保育者の負担も少なくすることが可能です。
保育者を目指す学生にとって、一番身近な存在である“先輩”として、檸檬会の保育者たちが現場の声をお届けします。
授業内容に合わせて柔軟な対応をいたしますので、ぜひ授業にお役立てください。