「科学する心を育てる」vol.1 -レイモンド新三郷保育園の取り組み-
2020年度ソニー幼児教育支援プログラムでは「科学する心を育てる」というテーマで実践論文を募集し、136件の応募の中から優秀園にレイモンド新三郷保育園、優良園にレイモンド川崎保育園、奨励園にレイモンド汐見丘保育園がそれぞれ入賞しました。
入賞した論文、どんな内容なのか気になりますよね。
今回から3回に渡って受賞論文を少しずつご紹介していきたいと思います!
まず第一回目は、優秀園を受賞したレイモンド新三郷保育園の
「雨の水って飲めるの?」ー問いからひろがる子どもたちの興味と学びー
をご紹介します。
梅雨の時期に「雨」について対話を重ねてきたレイモンド新三郷保育園の年長クラス。
保育者は「外で遊べないから雨が嫌い」という子どもたちに、雨の日に外で遊ぶことを提案しました。雨の日に戸外に出ると、子どもたちは草木や水溜りなどの変化や生き物を発見し、さらに「雨に水って飲めるのかな?」という疑問が発生。
失敗と工夫を繰り返しながら雨水を採取し、飲める水なのか調べたり、ろ過装置を作ったりして、子どもたちが主体的に探究していく様子や保育者が子どもたちの発見を大切にして対話している様子がよくわかりました。
檸檬会の「なんだろうのその先へ」という合言葉の通り、子どもたちの疑問を通して探究心が育まれていったのだと感じました。
レイモンド新三郷保育園、年長クラスのみなさんおめでとうございました!
次回は、優良園を受賞したレイモンド川崎保育園についてご紹介いたします。